2025年11月6日更新
BSプレミアムで全4回にわたり放送され、大きな反響を呼んだ感動作『母の待つ里』が、地上波で再放送されます。
今回の記事では『母の待つ里ドラマ再放送あらすじ最終回は？相関図やキャスト一覧も！』をお届けします。
原作は浅田次郎氏で、母と子の静かな関係性が描かれ、優しく打つ一冊として愛され続けています。
主人公の母を演じる宮本信子さんの包み込むような演技は、自分の母の姿と重なって胸が熱くなります。
深みを支えるのは、円熟の俳優陣で、静かな表情や仕草が、言葉以上に機微を語り、心に優しく響きます。
母の待つ里ドラマ再放送あらすじ最終回と相関図やキャスト一覧もお伝えします。
母の待つ里あらすじ最終話再放送
NHKドラマ「母の待つ里」が圧巻の最終回。🚌
— すえちゃん (@TSueda2) September 20, 2025
初回は大金を取る特殊ビジネスの話かと思いきや、最後は血縁なき所に新たな絆が生まれる心温まる展開に。そして、ちよ婆さんのもてなしには彼女自身の喪失と再生が秘められていた…。😭
配役も絶妙で、特に宮本信子さん、究極のリアルさに脱帽しました。😲 pic.twitter.com/knGv62pMSG
第1話あらすじ：松永徹の場合
長年、仕事だけに生きてきた松永徹（中井貴一）は、心にぽっかりと穴が開いた日々を送っていました。
そんな折、高級クレジットカードの特典として紹介された「ふるさと体験サービス」を利用することにします。
訪れたのは、どこか懐かしい山あいの集落。迎えてくれたのは“母”と名乗るちよ（宮本信子）でした。
優しい笑顔と温かな手料理に心をほぐされていく徹。
しかし、なぜか彼は、彼女の名前をどうしても思い出すことができません。
忘れていた記憶と向き合う中で、徹さんは自分が本当に求めていた「帰る場所」に気づき始めるのです。
第2話あらすじ：古賀夏生の場合
医師の古賀夏生（松嶋菜々子）は、母を見送った後も喪失感から抜け出せずにいました。
忙しさで心を閉ざしたまま日々を過ごす中、「ふるさと体験サービス」の特別な宿泊プランを知り、半ば衝動的に参加を決めます。
山里の古民家で迎えてくれたのは、“母”を名乗るちよ（宮本信子）。
穏やかに差し出された味噌汁の香りと、あたたかな笑顔でもてなしを受けます。
何気ない時間が、夏生さんの胸の奥に眠っていた感情を静かに呼び覚まし、「ありがとう」とつぶやいた瞬間、止まっていた何かが、動き出すのでした。
第3話あらすじ：室田精一の場合
室田精一（佐々木蔵之介）は、定年を迎えた矢先に妻から離婚を告げられ、居場所を失っていました。
ふと目にした「ふるさと体験サービス」の案内を頼りに、静かな宿を訪れます。
そこにいたのは、あたたかい笑みで迎える“母”ちよ（宮本信子）。
最初は心を閉ざしていた精一ですが、手料理を囲むうちに、誰かと過ごすことの心地よさを思い出していきます。
帰る朝、ちよから受け取った手紙に「家は誰かに用意してもらうのではなく、自分で築くものです」と書かれていて、その言葉が彼の胸に静かに残ります。
第4話あらすじ：最終回
松永、古賀、室田のもとにちよの訃報が届き、三人はその知らせを信じられない思いで受け止めながら、確かめるような気持ちで再び里へ向かいました。
そこでは若者・田村健太郎（満島真之介）さんが、ちよと過ごした日々を語り始めます。
ちよは震災で息子と孫を失い、深い悲しみの中でなお「誰かの母でありたい」と願っていたのです。
その思いが“ふるさと体験”という形になり、多くの人の心を癒やしてきたのでした。
ちよの優しさは姿を消しても、人々の中に灯り続け、彼らは温もりの思い出を胸に新しい一歩を踏み出していくのでした。
母の待つ里ドラマ相関図やキャスト一覧
『母の待つ里』
— izumi (@561Kuro561) November 13, 2024
日本の原風景が広がる里はどこか懐かしく温かい。私もこんな場所に帰りたいと思った。母の聞かせる寝物語も少し不思議で少し切ない。
ここに登場するのは帰る故郷のない都会の寂しい人たち。そういう私も母を無くしたらいよいよ帰る実家はなくなる。登場人物たちとなんら変わりはない。 pic.twitter.com/8VyFKJ15k0
ドラマの登場人物（相関図）
- 松永徹（中井貴一）→大手食品メーカーの社長。仕事に追われる日々で、40年以上ぶりに故郷を訪れる。母の温かい手料理や懐かしい家に安らぎを感じ、母との絆を再確認し、過去の選択を見つめ直す。
- 古賀夏生（松嶋菜々子）→病院の循環器内科で働く53歳のベテラン女医。彼女は、医師の父を亡くし、看護師の母を看取った後に故郷を訪れる。母の愛情を思い出しながら、60歳を目前にして新たな道を模索して行く。
- 室田精一（佐々木蔵之介）→有名製薬会社の営業部長を定年退職。定年を迎えた後、妻に離婚を突きつけられ、一人暮らしに。彼は居場所を求めて母の待つ里へ向かう。
- 田村健太郎（満島真之介）→関西で居酒屋チェーンを経営。経営者として成功しているが、第4話で「ちよ」の存在の意味を明らかにする。
- 室田怜子（坂井真紀）→夫・精一との関係に深い悩みを抱える。精一との結婚生活を振り返り夫との関係を見つめ直す過程で、自身の感情や期待、そして失望を再評価していく。
- ちよ（宮本信子）→86歳の老母。田畑の広がる自然豊かな里で一人暮らしをしながら、訪ねる人々を心から温かく迎え入れ、手料理でもてなす。身が抱える過去や孤独を感じさせる一方で、「ふるさと」の象徴。
- 秋山光夫（鶴見辰吾）→松永徹の学生時代からの友人で、彼の帰郷を温かく見守る存在。
- 古賀ミドリ（根岸季衣）→ 古賀夏生の母で晩年認知症を患い施設入所している。夏生にとって罪悪感や後悔の象徴の存在。
- 和尚（伊武雅刀）→曹洞宗慈恩院の住職。和尚は、訪れる人々に対して深い知恵と温かい言葉をかけ、彼らが抱える悩みや葛藤に寄り添う役割。
- 佐々木サチコ（中島ひろ子）→酒店を営む女性。地元の人々にとっての社交の場を提供し、彼女の酒店は単なる酒の販売所ではなく、中心的な存在。
- ノリスケ（五頭岳夫）→ちよの生活に密接に関わり、彼女の畑仕事を手伝ったり、日常の出来事を共に語り合う存在で心の支えで孤独感を和らげる。
- 品川操（入山法子）→ 松永徹の秘書。彼女は、松永が仕事に没頭するあまり見失う人間関係や感情面にも目を配り、時には彼に対して助言している存在。
- 三枝里衣（大西礼芳）→精一と室田怜子の娘。両親の関係において起こる葛藤や変化しながら成長していく。
- 吉野（永田凜）→ホームタウンサービスのコンシェルジュ。訪れる人々に対して地域の情報を提供し、故郷や母と再会を果たす手配をしている。
「母の待つ里」の基本情報
- タイトル: 母の待つ里
- 日程: 2025年8月30日（土）
- 放送: 土曜 22:00～22:45（全4回）
- 再放送: 2025年9月3日（水）
- 再放送: 水曜 0:35～1:20
- 放送局: NHK総合
- テーマ: 家族ドラマ
まとめ
週末に昨年録画した「母の待つ里」を観た。タイトルからは想像もつかない違った色味が出てきてびっくりだし胸が熱くなるし2話までしか観てないので早く帰って続きが観たい。昼も浅田次郎さんのインタビューを読んだり。新刊を読む人達は最先端の人間だと思う。私はかなり遅れているが知ってよかった。
— たぷたぷ (@tapu2) June 16, 2025
今回の記事では『母の待つ里ドラマ再放送あらすじ最終回は？相関図やキャスト一覧も！』をお届けしました。
登場人物たちは、第1話から第4話にかけて、それぞれが人生の転機や迷いの中で生きています。
仕事に追われる中年男性、家庭との距離に悩む若い女性、老後の孤独に向き合う高齢者それぞれの痛みを抱えながら日々を過ごしている様子が丁寧に描かれてきました。
彼らがふとしたきっかけで「母の待つ里」に足を運び、どこか懐かしい風景と人のぬくもりに触れることで、忘れていた感情や本来の自分の姿に気づいていきます。
どんなに年を重ねても、人は無意識のうちに母の無条件の愛情や安心感を求めているものです。
自分の母に果たせなかった想いを、母の待つ里で再現できるサービスが実際にあれば、多くの人が利用したいと思うでしょう。
近い未来、AIが過去の記憶や感情を再現し、まるで本物の里帰りを体験できる時代が訪れるかもしれません。
母の待つ里ドラマ再放送あらすじ最終回と相関図やキャスト一覧もお伝えしました。