若手力士として注目を集める王鵬(おうほう)は、華やかな実力の背景に相撲一家ならではの深いルーツを持っています。
今回の記事では『王鵬の父親は貴闘力!祖父や母、兄弟についてもご紹介!』についてお伝えしていきます。
父親が元大関の貴闘力であることは特に話題ですが、実は祖父や母、兄弟もそれぞれの分野で活躍しているのです。
♦︎王鵬の父親は貴闘力!
♦︎祖父や母、兄弟についてご紹介!
♦︎王鵬と貴闘力の共通点
王鵬の父親は貴闘力!
王鵬(幸之助)の生まれ育った環境や相撲力士になるまでの過程を振り返ってみます。
父は元関脇の貴闘力
■1967年9月28日生まれ(56歳)
■鎌苅忠茂
■180㎝ 152kg
■藤島部屋→二子山部屋
■最高位は東関脇
■引退は2002年9月
■現在は実業家・YouTuber
1983年に初土俵を踏み、5年後には十両昇進。
1990年9月から新入幕で頭角を表し始めた貴闘力の印象的な場面は、横綱千代の富士と対戦。
腕を掴んで土俵外へ放り出すとったりの手法で見事に勝ち越したのです。
1993年9月大鵬部屋親方の三女と婿養子で結婚していますが、この女性が王鵬幸之助の母親です。
2007年角界を引退して実業家とプロレスラーの道に転身を遂げ、焼肉店を営みながら引退力士の再就職支援を行うようになりました。
現在はYouTuberとしても活躍中でチャンネル登録者は2024年4月で35万人いるのです。
貴闘力から息子(王鵬)へ
実は貴闘力と王鵬(おおほう)幸之助は疎遠なのです。
理由は貴闘力の角界に在籍していたときの汚点と離婚が原因のようです。
王鵬は相撲の血筋を受け継いでいるので、父である貴闘力と離れていても相撲感覚が似ている可能性があります。
それでも息子の相撲の取り組みは気になるようでYouTubeから王鵬にメッセージを送っています。
■素質が高いから稽古で大関になれる
■素質は自分の10倍ある
■腹筋と背筋が弱い
■人一倍稽古すること
離れていても父親として息子には大活躍してほしい願いから間接的に指導しているのかも知れません。
大鵬の祖父や母、兄弟は?
祖父の大鵬はウクライナ人の父と日本人母のハーフなのでモデルのような甘い顔立ちをしていますが、横綱まで昇進している強い力士なのです。
人気のあまり祖父の名前「幸喜」と命名する男児が多かったと言われています。
人格者として知られてたの。慈善活動に熱心で贈呈品が多かったみたい。
王鵬の祖父は元横綱力士
■1940年5月29日生まれ(72歳没)
■大鵬 幸喜(たいほうこうき)
■北海道川上郡弟子屈町出身
■187㎝ 148㎏
■二所ノ関部屋
■最高位は横綱
■引退は1971年5月
1956年9月初土俵を踏み2年後は3段目で優勝。
1959年3月に十両昇進、翌年には新入幕を果たしています。
20歳3ヶ月で史上最年少の新関脇を達成しその2ヶ月後には幕内最高優勝を果たして大関に昇進しています。
大関になってからも2回優勝を果たし、21歳3ヶ月で横綱に昇進しているのですから圧倒的な強さが分かります。
大関から横綱に上がるまでわずか1年。
終戦直後の高度経済成長期の時代に相撲界では柏戸剛(かしわど つよし)と大鵬(おおほう)の
の時代と呼ばれていたといいます。
相撲69回場所のうち幕内最高優勝は32回。
1971年5月に引退した後は大鵬部屋を創立し幕内力士を育成しています。
若い頃はお酒が好きで1日の飲酒量が18ℓにも及んだと言われています。
つまみには塩辛いものを好み、明太子を2腹3腹は当たり前に食べながら明け方まで飲み明かして土俵に臨んでいて豪快かつ大胆な人であったことがわかります。
2013年に国民栄誉賞を授与されていますので偉大な相撲界の牽引者だったのです。
母は祖父の娘
■1974年6月13日生まれ(49歳)
■納谷美絵子(なやえみこ)
■東京都江東区出身
■父が横綱の大鵬関
■夫が貴闘力(のちに離婚)
現在は大鵬企画の経営に従事しながら相撲関連の企画、販売、サポートに情熱を注いでいます。
貴闘力との間に男児4人が生まれ、現在3人が相撲界で活躍しているのです。
4人の子供が食べ盛りの時は育児面で大変だったのではないかと想像します。
祖父や父の姿を見ながら幼い時から自然と厳しい相撲界の運営に興味を持ち始めたのかも知れませんね。
兄はプロレスラー
■1994年8月17日生まれ(29歳)
■納谷幸男(なやゆきお)
■東京都江東区出身
■201㎝ 130kg
■プロレスラー
横綱力士だった祖父は相撲を強制しなかったようですが、父の貴闘力は「4人とも力士にする」と支配的な教育のもとで幼少期から稽古をしていたと言います。
あまりに辛い稽古から逃げ出すように祖父の家に逃げ込むこともあるくらいに厳しい稽古に耐えていたようですが、相撲は大嫌いだったようです。
小学4年の相撲合宿で上下関係に直面した時から相撲に苦手意識が芽生え、そのことで貴闘力に反抗する日々が続いたと言います。
貴闘力の不祥事が原因で、相撲界と距離を置くことに成功し、ボクシングとプロレスの両方の指導を受けながら方向性を決めていたようです。
2017年9月に正式にプロレスデビューを果たしています。
プロレス界に入り貴闘力の凄さに改めて気付かされ疎遠だった関係が修復して、今は一番父と仲良しだと言われています。
次男は力士
■1998年1月10日生まれ(26歳)
■納谷幸林(なやたかもり)
■東京都江東区出身
■186㎝ 151.4kg
■大嶽部屋
■西3段目26枚目
小学3年生から相撲を始めて、中学から高校、大学を経て大嶽部屋に入門し2020年3月に初土俵を踏んでいます。
2021年の11月場所で幕下に昇進しています。
四男も力士
■2001年9月18日生まれ(22歳)
■納谷幸成(なやこうせい)
■東京都江東区出身
■186㎝ 143.1㎏
■大嶽部屋
■西幕下12枚目
5歳の時から相撲始めて、高校卒業後に大嶽部屋に入門し2019年に初土俵を踏んでいます。
3男が相撲界で「納谷」を名乗っているため高校の相撲部の監督の名前と本名の一字を合わせて「夢道鵬」と名乗っています。
王鵬と貴闘力の共通点は?
王鵬(おうほう)と父親の貴闘力には、親子ならではの共通点がいくつかあります。
①闘志あふれる
貴闘力と王鵬はどちらも強い闘志があり、土俵での力強い攻めが特徴です。
貴闘力は突き押し相撲で知られ、強い前進力と勝負強さで観客を魅了しました。
王鵬も前に出る相撲を得意としており、力強い攻めで相手にプレッシャーをかける姿勢は父親譲りです。
②粘り強さ
貴闘力は、逆境に強く粘り強い相撲を見せる力士でした。
王鵬も同様に、土俵際まで諦めない気持ちを持っており、最後まで勝負を諦めない姿勢が共通しています。
この勝負への執念は、貴闘力から受け継がれたものと考えられます。
③身体的特徴
王鵬と貴闘力には、骨太でがっしりした体格という共通点もあります。
貴闘力は筋肉質な体で、突き押しのスタイルを支えていました。
王鵬も筋肉のあるしっかりとした体格で土俵に立ち、その見た目の強さがファンに親しみやすい印象です。
まとめ
今回の記事では『王鵬の父親は貴闘力!祖父や母、兄弟についてご紹介!』についてお伝えしてきました。
祖父や母、兄弟については相撲の血筋が受け継がれているとあり、周囲からの期待も大きいように感じました。
祖父が横綱で、父親も大関、母は横綱の娘という相撲一家に見えますが、長男はプロレスラーの道で活躍しています。
大相撲王鵬幸之助の父は貴闘力ですが、祖父の「大鵬」の名前を「王鵬」に変え相撲界で使用しているようです。
貴闘力は奥さんと離婚して疎遠になっているようですが、長男とはプロレスを通じて関係が修復し最も仲がよいと公表しています。
祖父である大鵬(おおほう)の血と父である貴闘力の血を受け継いでいるので今後の活躍が楽しみです。
♦︎王鵬の父親は貴闘力!
♦︎祖父や母、兄弟についてご紹介!
♦︎王鵬と貴闘力の共通点