琴勝峰と琴櫻は容姿が非常に似てるけど兄弟?と思う人が多いようです。
名前に共通の「琴」が刻まれているのは同じ佐渡ヶ嶽部屋だからです。
今回の記事では『琴勝峰と琴櫻は似てるけど兄弟?琴ノ若の家系図や父母について調査』と題してお伝えします。
雰囲気も所属部屋も同じですが、二人には血縁関係がなく、琴櫻には血縁兄弟はいないようです。
琴櫻の家系図や父母について調べると血筋の凄さを感じてしまいます。
琴勝峰と琴櫻は似てるけど兄弟?
顔は似てるけど二人は兄弟ではありません。
二人は出身県、出身校、相撲部屋は同じですがそのほかは違っています。
①琴勝峰と琴櫻は生まれと本名が違う
■琴勝峰は千葉県柏市で生まれ本名は手計冨士紀(ことてばかりとしき)と言います。
■琴櫻は千葉県松戸市で生まれ本名は鎌谷将且(かまたにまさかつ)と言います。
同じ千葉県出身ですが、市が違っていて本名が明らかに違います。
②琴勝峰と琴櫻は両親が違う
琴勝峰の父は50代で現役のボディービルダーをしながら居酒屋を経営しています。
琴勝峰の母親は韓国人なのでハーフなのですが見た目にはわからないですよね。
琴櫻の父は佐渡ヶ嶽部屋の親方です。
母は佐渡ヶ嶽部屋の女将ですが、父親が横綱力士の娘で相撲界のすべてを熟知していたので抵抗を感じていたと言います。
高校卒業後に海外旅行で、相撲の文化を問われ相撲界について無知な部分に気付かされハッとしたとか。
改めて相撲を深く学びなおして、佐渡ヶ嶽親方と結婚しているのでこれまでの経緯がすべて摂理的な何かによって動かされているように感じます。
③琴勝峰と琴櫻は兄弟構成が違う
琴勝峰には4歳年下の弟がいます。
幼い時から相撲に始め高校在学中に佐渡ヶ嶽部屋に入門している琴手計太希(ことてばかりたいき)さんです。
序の口優勝1回、序二段優勝1回果たしている期待の力士なのです。
琴櫻には兄弟姉妹はなく一人っ子です。
兄弟姉妹はいませんが、幼い時から犬を2匹飼っていて兄弟のように可愛がっている写真がよく掲載されています。
琴櫻の家系図や父母について
3代続く力士家系なんですよね。2024年大関昇進してまた一つ貫禄が出たような気がします。
祖父から受け継がれる相撲家系とあり、幼少期から自然と力士になる道が見えていたんでしょうね。
①祖父は53代横綱
■名前は琴櫻(鎌谷紀雄)
■1940年11月26日(66歳没)
■身長182㎝ 体重150kg(BMI45.28)
■所属部屋は佐渡ヶ嶽部屋
■得意技は押し、右四つ、寄り、吊り
1968年7月場所では13勝2敗の成績で幕内初優勝を果たし強くなるごとに稽古相手がいないほどの存在だったというので驚きです。
稽古に関しては非常に厳しい対応で、土俵上でも巡業でも気を抜かずに取り組む姿勢を貫き通しています。
弟子のスカウト活動にとても熱心で情報があれば遠い場所でも親方が出向いて直接交渉していたと言いますから営業スキルが半端なかったのではないかと思います。
当時からスポーツ万能で話題になっていた琴櫻の父を佐渡ヶ嶽部屋に入門させたい思いが強く、10回以上訪問して交渉しているのです。
通常であれば、数回断られたら諦めると思いますが、親方は相手が納得するまで通い詰めた話は有名です。
結果、根負けするように佐渡ケ嶽部屋に入門したと言われていますが、まるで恋愛感情がなかった女性に一方的に告白を何度も続けて結婚が決まったような流れに感じました。
推しの一手で根負けした琴櫻の父も相撲の道で成果を出し続けています。
②琴櫻の父は関脇から親方へ
■名前は琴ノ若晴將
(ことのわかてるまさ)
■1968年5月15日生まれ
■身長191㎝ 体重181kg(BMI49.61)
■所属部屋は佐渡ヶ嶽部屋
■得意技は右四つ、寄り、上手投げ
相撲界の中では出世が遅いと言われていましたが、琴錦の稽古相手にされたことで実力が鍛えられ1990年7月に新十両、11月には新入幕入りしています。
1996年、親方の長女と婿入りの形で結婚。(母)
将来の佐渡ケ嶽部屋の継承が決定したのです。
実力・容姿・気質の三拍子揃っているので、若い頃は人気も高く女性もお嫁さん候補が多かったようです。
祖父がスカウトした理由の一つに、娘婿にする計画が最初から含まれていたのかも知れません。
とんとん拍子に婿養子で結婚して相撲も計画通り進んでいたからです。
2000年を過ぎて足の怪我が続き不調に苛まれますが、2004年に2度目の敢闘賞を受賞しています。
横綱力士として期待されていましたが、親方が定年で師匠不在になってから引退を決意しています。
もし、そのまま幕内力士として活躍していたら関脇以上の結果を手にしていた可能性がありました。
膝の損傷のダメージも大きく苦悩していた時期とあり、絶妙のタイミングで佐渡ヶ嶽部屋の親方になる流れが訪れていたのかも知れませんね。
現在は佐渡ケ嶽部屋の師匠、日本相撲協会の理事として活躍されています。
③琴櫻の母は53代横綱の娘
母の名前は鎌谷真千子さんで2024年51歳の女盛りの女将さんです。
元横綱の父の姿を小さいときから見てきた母は相撲界の厳しさを知っているため、一人息子を甘やかさずに育てています。
相撲の強豪で有名な埼玉栄中学に進学したいと琴櫻の申し出に対して、すぐに承諾していないのです。
「弱音を吐いて帰りたいと思っても帰る家はないからね」と厳しい言葉を向けています。
力士家系であっても息子が途中で挫折して佐渡ヶ嶽部屋に帰ってきても、在籍している力士の顔に泥を塗ることになるからです。
12歳で将来を見据えた決断をして今日に至っているので、周囲が羨む相撲家系の裏側は知れば知るほど過酷であることがわかります。
母親の約束を守り、高校の時は主将となって高校相撲試合で勝ち抜いて優勝している実績があります。
相撲界の家族は親子の繋がり以上にチームとしての繋がりが深く、一度決めたら貫き通す精神的な強さも半端ないことがわかります。
幼少期から精神的自立を鍛えられて育つからこそ、若くても成熟した考え方や振る舞いになるように感じました。
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大関琴ノ若が、夏場所から《琴櫻》を継ぐ。
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) March 26, 2024
『大関になったら琴櫻を継いでいい』と子どもの頃に祖父と約束していた。
「形としては『継ぐ』ですけど」
「自分の名前にするんだという気持ちで臨んでいくのがベストかなと」
〔大関琴ノ若 琴櫻を襲名へ〕 #佐渡ヶ嶽部屋千秋楽祝賀会 #NW9 #sumo pic.twitter.com/hJEzBbOqoB
今回の記事では『琴勝峰と琴櫻は似てるけど兄弟?琴櫻の家系図や父母について調査』と題してお伝えしてきました。
琴勝峰と琴櫻は似てるけど兄弟ではありませんが、相撲部屋は同じところに属しています。
琴勝峰には4歳下の弟がいて2022年に初土俵を踏んでいる琴手計太希(ことてばかりたいき)さんです。
琴櫻は一人っ子で兄弟姉妹はいません。
琴櫻の家系図や父母について調べると母は琴櫻のおじいちゃんであることが分かりました。
血縁関係があっても相撲界は一人の弟子として扱われるので一般的な親子関係のように甘えられなかったのではないかと推測してしまいます。
大関に昇進した琴櫻の顔は2024年春場所の土俵入りのとき貫禄が増して、横綱になる姿も想像できる力士の1人です。
これからの二人の活躍を応援していきたいですね。