にじさんじの衰退と大量脱退をめぐる問題は、Vtuber業界に大きな波紋を投げかけています。
今回の記事では『にじさんじ2024衰退理由は?メンバー大量脱退は運営に原因ある?』と題してお伝えしていきます。
にじさんじからの相次ぐタレントの卒業や活動休止が注目を集め不安の声が広がっています。
Vtuberの先駆者として知られるにじさんじの衰退に、オンラインコミュニティに大きな課題が見えてきました。
にじさんじ2024年の衰退理由はなんでしょうか?
メンバーが大量に脱退するのは運営側に原因があるのか考察しました。
にじさんじ2024衰退理由は?
2018年から2021年まですごく盛り上がりを見せていたのに、2024年は活気がないね。
にじさんじは日本のVtuber市場において、ホロライブと並ぶ二大勢力の一つとして確固たる地位を築きました。
個性的なタレントの起用や、タレント同士のコラボレーション、そして視聴者との積極的な交流の場が従来のメディアにはない新しいエンターテインメントとして評価されてきました。
かげりを見せ始めたのは、2021年後半からです。
①競争激化
Vtuber市場の拡大により競合が増加し、視聴者の注目を集めることが難しくなっています。
- ホロライブ:にじさんじと並ぶ大手
- LIVE(どっとライブ)
- VShojo:英語圏で人気を集める女性Vtuber
- キズナアイ、輝夜月などの先駆者的存在
- 新人個人Vtuber
- バーチャルYouTuber事務所「upd8」所属のタレント
- ゲーム会社や広告代理店が運営するVtuber
- NIJISANJI EN(にじさんじの英語圏展開)
- VOMS Project
- PRISM Project
- ストリーミングプラットフォームの独自Vtuber
- AI技術を駆使した自動生成型Vtuber
- 能人やアイドルがVtuber
これらの競合の増加により、視聴者の選択肢が大幅に増えコンテンツの差別化が難しくなりました。
また、Vtuber市場全体のパイが拡大する一方で、各グループや個人の獲得できるシェアは相対的に小さくなる傾向が見られます。
②運営方針の変化
にじさんじの運営会社ANYCOLORの方針転換により、タレントの自由度が制限されたという指摘があります。
- 個々のタレントの個性や創造性が発揮されにくい
- タレントの自然な反応がなくなり面白みに欠ける
- 自由に活動できないことで、タレントの意欲や情熱が減退する
- タレントとファンの自然な交流が制限されてつまらない
- にじさんじの魅力として自由な雰囲気を期待していたファンが失望して離れていく
③マネジメントの問題
一部のタレントとの契約更新の問題や、待遇面での不満が指摘されています。
■2022年に人気ライバーの勇気ちひろが引退を発表した際、契約更新の条件面で折り合いがつかなかった
■2022年、月ノ美兎が一時活動休止を宣言した際契約更新に関する交渉があった
■にじさんじの収益分配率が他のVtuberグループや個人Vtuberと比較して不利であるという指摘
■一部のタレントから、企業案件やコラボレーションに関する制限が厳しくなったとの声
■人気タレントに対して、過密なスケジュールが強いられているという指摘があります。
■タレント数の増加に伴い、個々のタレントへのサポートが十分でないという不満の声
■新人タレントへのサポートや育成体制が不十分であるという指摘
④スキャンダルや炎上の影響
リアルタイムのインターネット上での言動で過去に活動休止や引退騒動がありました。
■不適切な発言や行動による炎上
■ファンや他のVtuberへの配慮に欠ける言動
■プライベート情報の漏洩
■中の人の素性が特定される事態
■配信ガイドラインに反する行為
■所属事務所との契約違反
■他のVtuberとの不和が表面化
■ファンとのトラブル
にじさんじメンバー大量脱退は運営に原因ある?
にじさんじとSME提携結んだのに、ばちくそ揉めてるらしくてライバー大量脱退の可能性あるのか🤔
— ファブレガス (@fab_barca) May 24, 2020
衰退理由が直接大量脱退と繋がっているのか疑問。
Vtuberに求める無理難題な企画も原因かも。
①無人島生活から考察
■名前:ROFU-MARO(ロフマロ)
■活動期間:2021年10月19日〜
■メンバー:加賀美ハヤト
剣持刀也(けんもちとうや)
不破湊(ふわみなと)
甲斐田晴(かいだ はる)
■登録者数:95.9万人
■事務所:にじさんじ
2021年アニメイトカフェ総合の公式Twitterでにじさんじと「アニメカフェ出張所」のコラボ開催が告知され四人のメンバーが発表されました。
にじさんじ所属VTuber「ロフマオ」氏を対象とした企画無人島での生活を体験させるという内容が発表されました。
ロフマオに事前説明をせずに実施突然無人島に連れて行き、そこでの生活を強制させたのが判明したのです。
いきなり何も言わずに無人島に連れていき、食材や調味料も渡さず生活をさせるって無謀では?
視聴者コメント抜粋
無人島生活は、ファンや業界関係者から批判的な声が多く上がりましたが、ロフマオは逆境をチャンスに変えて現在も人気ライバーとして活躍しています。
②ローションカーリングから考察
■名前:舞元啓介(まいもと けいすけ)
■38歳の独身農家
■活動期間:2018年8月〜
2023年9月現在休止中
■活動内容:ゲーム中継・スポーツ配信・深夜ラジオ
■登録者数:42.4万人
■所属:にじさんじ
舞元圭介さん主導で行われた企画は、ローションを撒いた床に体を使って滑らせるゲーム中継です。
3D配信では、黒子姿の相手とプロレス対戦しながら様々な技を披露しているのですが、この中継後に舞元圭介さんは骨折しているのです。
そのほかにも、体を張った企画は「ローションチャンバラ」もローションまみれになりながら戦い抜くのですが参加しているVtuberは疲労困憊しているのです。
舞元圭介さんは、突然突然動悸がして動けなくなる体調不良に陥り、2023年9月から無期限休止になりましたが2024年7月現在は復活しています。
③大量脱退する原因を考察
■Vtuberの契約が同時期に切れて、更新しなかった可能性がある
■運営方針が大きく変わり、Vtuberたちが納得できなかった
■新しい挑戦をしたいと思った可能性
■にじさんじ以外の選択肢が増えた
■健康上の問題
■人間関係の複雑化
■労働と対価が合わない
まとめ
今回の記事では『にじさんじ2024衰退理由は?メンバー大量脱退は運営に原因ある?」と題してお伝えしてきました。
にじさんじの大量退所問題は、急成長するVTuber業界が直面する課題が浮きぼりになりました。
メンバー大量脱退理由は運営方針にも原因があるように感じます。
スタッフの増員と育成、効率的なサポートシステムの構築、そしてタレントとの信頼関係が前提になければ、別のところに流れていくからです。
にじさんじ2024衰退理由は、所属しているVtuberの健康問題と人材問題にありそうです。
YouTuberもVtuberも、見えないところでは地味な作業に追われていて想像以上に肉体労働をしています。
今求められているのは、クリエイターも健康を害しない働き方です。